
赤城山は、関東地方の北部群馬県のほぼ中央に位置する県のシンボル的な山です。
榛名山、妙義山とともに上毛三山のひとつに数えられ、上毛かるたで「裾野は長し赤城山」と言われように、富士山に次いで長いと言われる裾野を持ち、その美しい姿形から多くの県民に親しまれています。
主峰の黒檜山(くろびさん)(1,828m)のほか、山頂部を取り囲む幾つかの峰を総称して赤城山と呼びます。
赤城山は広大なエリアを有しており、山頂部と南麓は前橋市、西麓は渋川市と昭和村、北麓は沼田市、東麓は桐生市とみどり市というように県内6つの市村にまたがっています。
(公財)日本さくらの会「さくら名所100選の地」に選ばれ、約1,000本の桜が咲き誇り、春限定の桜のトンネルを作ります。桜並木の坂道を上ると関東平野を一望することができ、夜にはライトアップされた桜と夜景が楽しめます。
広大な広さを誇る園内には四季折々、さまざまな花が咲き誇り、なかでも春に花壇を埋め尽くすチューリップは圧巻の迫力です。花のほかにも日本庭園やお子様向けの公園などもあり、季節ごとにさまざまなイベントがあります。
赤城山の南麗に鎮座する三夜沢赤城神社。戦国時代には武田、上杉、北条など名だたる武将からも信仰があり、剣聖上泉伊勢守が境内で剣の修行をしたと伝えられています。また最近ではパワースポットとしても人気です。
群馬県の指定文化財(名勝)に指定された粕川上流に位置する、落差32mの赤城山麗で最も大きな滝。駐車場から滝までは約40分の道のりで、途中には洞穴の下に本殿が建つ滝沢不動尊や岩屋などの見所があります。
長七郎山の火山活動で出来た湖。湖畔には散策路が整備されツツジの群生を眺めながらの散策が出来ます。
市内富士見町沼の窪市有林に群生地があります。見頃は2月中旬から3月下旬
市内嶺公園の湿性花園で咲き誇ります。
見頃は3月中旬から4月上旬
自生しているものは中腹から山頂まで随所で咲きますが、麓で植生された「アカヤシオの丘」ではたくさんの花が咲き誇ります。また、山頂方面では鳥居峠脇の篭山や最高峰黒檜山でも見られます。
見頃は4月上旬(アカヤシオの丘)から5月中旬(山頂方面)
日本桜の名所百選にも挙げられる「赤城南面千本桜」はとても有名。開花時には見事な桜のトンネルが現れます。見頃は4月上旬から4月中旬(例年、前橋の開花宣言から一週間後位から開花)
赤城神社本宮(三夜沢町)の参道松並木(約3㎞)とともに咲く様子はコントラストが見事。また、鍋割高原から鍋割山、荒山高原など各山々でも群生地があります。見頃は4月下旬(赤城神社参道松並木)から5月下旬(山頂方面)
赤城山では中腹より山頂方面、比較的標高の高い箇所で咲きます。おすすめの見どころは小沼湖畔。周回遊歩道ではたくさんの花が見られます。
小沼での見頃は5月下旬から6月上旬
群馬県の県花でもあるレンゲツツジ。鍋割山山頂などでも見られますが、群生で有名な見どころは新坂平・白樺牧場。開花時には広大な牧場内一面が花の朱色で埋め尽くされ、圧倒されるほどです
見頃は5月下旬から6月中旬
このほか、チューリップ(ぐんまフラワーパーク)、バラ(敷島公園)、アジサイ(荻窪公園)など、赤城山頂から南麓にはたくさんの花の見どころがあります。